2022.09.06
川崎オフィス

体験するって大切

みなさんこんにちは。
【CADのプロッフェッショナル集団】川崎オフィスのMです。

私が駆け出しの設計者だった頃の話です。
当時の課長に、私が出図をした図面のチェックをしてもらっている時でした。

課長がチェック中の図面を私に示し、「この部品はどこで使う?」と尋ねてきました。
私:「現地での組立時に使う部品です」と答えると、
課長:「図面に間違いは無いんだけど・・・、この部品、現場の人が持てるか?」と、言われました。
私はその瞬間、その言葉の意味が解りませんでした。が、すぐにその意味に気付きました。

「あ、重たすぎる!」と。

その図面に描かれていた部品は、SS材(鉄)の平板に、数箇所、切り欠きを入れただけの簡単な形状でしたが、大きいので質量が優に30kgはある。
大きな部品でも、縮小して「図面」に表してしまえば、重さは「紙」の重さしか感じません。
3D-CADを使えば、部品は画面の中なので重さを感じることなんてない・・。
しかし、実際に工場で加工後のSS材を持つと、いろいろなことが分かります。
小さくてもズシリと重い、切削油が付いていて滑って持ちにくい、切断面が鋭利で手を切りそう等・・。
30kgもある部品を安全に手で扱うことは難しい、ということに気が付きます。
経験豊富な課長は、私の図面を見て、すぐさま経験が無ければ発見できない隠れた不備に気付いたのです。
この時、私は実際に体験することの重要性を教えられました。

皆さんの就職活動でも、実際の業務を体験してみることは、とても大切だと思います。
いろいろ体験してもらうため、インターンシップ等、実際に体験する機会が用意されています。
何の遠慮や、恥ずかしがることはありません。大いに活用して疑問点などを解決してみて下さい。
諸先輩方にもいろいろ質問してみて下さい。新たな発見があるかもしれませんよ。
そして悔いの無いように。

最近、私が新たな体験してみて発見したことを一つ。

写真は横浜の「海の公園」です(自宅から自転車ですぐ)。
海で遊ぶ習慣が無い私にとって、今までは興味が無かった場所なんですが、実際に行ってみると走り易いランニングコースがあり、
走っている人もたくさん居てモチベーションUP、海水浴場だけあって水道(水)が自由に使える、立派な休憩所など良いこといっぱいでした。

 【株式会社ダイテックス】
機械設計・CAD アウトソーシング事業
 ~エンジニア派遣/請負/委託~

SHARE:
  • Twitter
  • facebook