2020.04.14
名古屋オフィス

型モデル ~空間が製品形状~

皆さんこんにちは。
【CADのプロフェッショナル集団】の東海地区担当 名古屋オフィス@小魚アーモンド好きです。
必ず歯に挟まります。

今月は名古屋オフィスで教育に使用している教材をご紹介いたします。
それはこちらです。

なんだか分からないと思いますので、全部合体させるとこんな感じになります。

やっぱりなんだか分からないかもしれませんね。

こちらはシリンダーヘッドという自動車部品の型を簡易的に3Dプリンターで出力したものです。
名古屋オフィスは鋳造部品を得意としており、3DCADで製品モデル~型モデルまで作成しています。

鋳造部品とはすごく簡単に説明すると、高温でドロドロに溶かした金属を型の空洞部に流し込み、冷やして固めたものです。
身近なもので言えば、チョコレートを溶かして型に流し、好きな形を作ったりしますよね。
ワクワクしちゃいます。

製品形状は分かりやすいんですが、型モデルを作るときは、「空洞部が製品形状」になるのではじめはとても分かり難いんです。
製品だと出っ張っているところは、型だとへこんでて・・・あぁぁぁっとなります。
そのため、名古屋オフィスでは型の勉強のため3Dプリンターで作った型モデルを教材として準備しました。

下の写真のように一度全部ばらしてから、順番にウィーン・ガシャン、ウィーン・ガシャンと言いながら組み立てていきます。
気持ちが声に出ちゃうタイプです。

そして、組み立ててできた空洞部分(青色部分)が製品となります。

型形状以外にも組立て方や順序、また組立性を考慮します。

3Dモデルを画面上で確認するより、実際に3Dプリンターで作成した型を手に取って確認した方がより分かりやすいんです。
こんな事を考えながら3DCADでモデルを作成していくんです。

この仕事は覚えることや考えることが沢山ですが、製品設計から製造知識まで幅広く携われるのでやりがいがあります。
少しでも面白そうと感じた方は是非一緒にウィーン・ガシャン、ウィーン・ガシャンしましょう!

愛知県も緊急事態宣言が出ました。私は不要不急の外出・移動の自粛をして社会的距離を保ちつつ
屋内で未来の自分のためにしっかり勉強しています。今できることを考えて終息後の準備をするのも良いかと思います。
新型コロナウイルスが早く終息することを祈っております。

SHARE:
  • Twitter
  • facebook