2021.09.01
アスリート支援

パラスポーツについて

写真

こんにちは!
【CADのプロフェッショナル集団】ダイテックスのアスリート担当です^ ^

今週は貫井が担当いたします。

皆さんはパラスポーツ(障がい者スポーツ)と聞くとどんなイメージをもっていますか。

私自身もそうであったように、
無意識的に一般的な「競技」とは別物だと認識している人もいるのではないでしょうか。

ご存知の通り、ダイテックスにはパラアスリートの工藤がいます。
正直、私は彼と出会うまであまりパラスポーツについて深く考えたことはありませんでした。
しかし、身近にパラスポーツを感じるようになった今、思うこと、感じることが多くあります。

今回はそんなパラスポーツについての私なりの考えを少しお話しようと思います。

まず、一般的な競技とパラ競技の中身は競技名こそ同じであっても障がい者でもスポーツ活動ができるよう、
競技規則や実施方法が工夫されています。
競技によっては大きく違うものもあります。
そこで、その事実をどう捉えるか、が大事だと私は思います。

テコンドーでいうとパラは上肢障がいの選手が競技をします。
特有のルールとして、パンチがポイントの対象ではないことと、頭部への攻撃が禁止されていることが挙げられますが、
逆にいうとその他の部分は一般的なテコンドーとほとんど一緒です。
同じ格闘技の柔道では視覚に障がいのある選手同士が戦いますが、「組み合った状態から攻防が始まる」といった
特有のルール以外はほとんど健常者と同じルールです。

腕がないのに戦うなんてすごい、目が見えないのに戦うなんてすごい、そう思う人もいるかもしれません。
でも、そこにフォーカスして称賛するのはナンセンスではないかと思います。
私たちがルールに則って競技をするように彼らもまたルールに則って競技に取り組んでいる、それだけです。
どのパラ競技に対しても言えることだと思いますが、障がいがあるから、ではなくルールだから、です。

また、そう捉えることで同じ競技でもパラ競技ではまた違った面白さがあることに気付けると思います。

パラテコンドーの場合、腕でのガードが難しい分ポイントが入りやすいと言えます。
しかし、そこをカバーするために身体の使い方や距離のとり方を工夫して高度な足技での戦いが行われます。
選手によって障がいの程度は違う為、各々の工夫がある、という点に注目するのも面白いです。
一般的なテコンドーにはない魅力といっていいでしょう。
彼らの自分の戦い方を突き詰めて習得した技術やスピードは健常者にも全く引けをとりません。
ぜひ一度観てもらいたいです。
予想以上に激しい攻防、そしてその戦う姿からはきっと何か感じるものがあるはずです。

ついテコンドーのことばかりになってしまいましたが、
テコンドーに限らず、パラ競技には彼らにしか伝えられないもの、彼らだからこそ伝えられるものがあると思います。

ぜひもっと身近に障がい者スポーツを感じ、少しでも興味をもってもらえると嬉しいです。

【株式会社ダイテックス】
機械設計・CAD アウトソーシング事業
 ~エンジニア派遣/請負/委託~

SHARE:
  • Twitter
  • facebook