2025.02.04
東海オフィス

日々の業務で意識していること ~ 東海オフィス ~

みなさん、こんにちは。
【CADのプロフェッショナル集団】ダイテックス東海オフィスのKです。

私は現在、自動車を中心とする部品メーカーに派遣され、主に鋳造部品の設計補助業務を担当しています。
鋳造とは、ご存じの方もいるかもしれませんが、溶かした金属を型に流し込んで形を作る製造法です。
この鋳物部品について、私はCADを使ってモデルや図面を作成したり、解析ソフトを用いて強度や鋳造性に問題がないかを確認し、改善策を検討したりしています。

さて、本題である「日々の業務で意識していること」についてですが、設計者の意図を把握し、指示をこなすだけでなく、提案もしていくことを大切にしています。
新人のうちは、まず仕事を覚えることが最優先ですが、中堅になるとプラスアルファが求められるようになります。

たとえば、
■「軽量化のためにこの形状変更の指示が来たけど、ここも肉を減らせるのでは?」
■「強度対策案に行き詰まっているようだけど、こういう方法も試してみる価値があるのでは?」
■「この日までに出図するなら、そろそろ〇〇を始めた方が良いのでは?」
このように、一歩踏み込んだ考えを持つことが重要です。

もちろん、突拍子もない提案では意味がないので、知識や経験に裏付けられた提案をする必要があります。
そのためには、若いうちから仕事を覚えながら、「なぜこれが必要なのか?」と疑問を持ち、理由を理解していくことが大切です。
設計者の中には、指示を出す際に理由を説明してくれる方もいますし、そうでなくても質問すれば答えてくれることがほとんどです。
質問することで、「おっ、こいつやる気あるな!」と好印象を与えることもできます。

だからこそ、
■「設計者はなぜこの形状を指示したのか?」
■「なぜこのタイミングで強度解析をするのか?」
といった疑問を持ち、積極的に質問するようにしましょう。

また、解析を行う際も、最初はソフトの使い方を覚えることで精いっぱいかもしれません。
しかし、慣れてきたら「解析結果が良かった/悪かった」だけで終わらせず、
「なぜその結果になったのか?」を考え、仮説を立てることが重要です。
仮説を立て、それを踏まえて次の解析を行うことで、検証を重ねることができます。
こうした経験を積み重ねることで、「この状況ではこうすれば良くなる」という感覚が身についていきます。
知識と経験を蓄積していけば、次のステップとして、より的確な提案ができるようになるのです。

さて、長々と書いてしまいましたが、「そんなの当たり前じゃん!」と思った方もいれば、「なんだか難しそう…」と思った方もいるかもしれません。
でも、難しそうに感じても大丈夫!
できることから始めれば、自然と慣れていき、いつの間にか当たり前になります。
みなさんもぜひ、実践してみてください!!

 

 

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