2017.07.20

復習と記憶

みなさん、こんにちは!
今回の『英会話教室』は、前回までの復習を行いました。
講師の質問に、受講生達は結構スラスラと答えられていました・・・が、
長いフレーズになると、ちょっと記憶が曖昧な様子。
「使う単語は合ってるけど、順番が違う。惜しい!」なんて言われていました。

復習・・・大切だと言われますよね。なぜ大切なのでしょうか??
せっかくなので、復習と記憶の関係についてちょっぴり触れてみたいと思います。

ヒトの記憶には『短期記憶』と『長期記憶』があります。
『短期記憶』は情報の一時的な保管場所のようなもので、
時間の経過や新しい情報が脳に入ってくるとすぐに失われてしまいます。
対して『長期記憶』は脳のハードディスクのようなもので、
本格的に情報を記憶するときに使われ、脳が必要と判断した情報のみが『長期記憶』されます。

脳の中で情報の必要・不必要の判断を行っているのが海馬という場所で、
『生命維持に必要か否か』を基準として判断を行います。
英語や数学など普段の勉強は、将来役立つものであっても生きるために直接的に
必要なものではありませんので、通常『短期記憶』され、時間経過とともに忘れていきます。
とすると、勉強してもなかなか覚えられないというのは、実は自然なことなのですね。

では、『長期記憶』するためにはどうしたら良いでしょうか??
ズバリ、海馬を騙すこと!!
海馬は、繰り返し入ってくる情報を生命維持に必要だと判断します。
何度も同じものを繰り返し復習(学習)することで、
『繰り返し入ってくる=生命維持に必要なことに違いない!長期記憶するぞ!!』
と海馬を騙してしまうのです。
だから復習が大切になってくるのですね!

ちなみに、記憶の保存期間は1ヶ月程度といわれているので、
最低でも1ヶ月以内に復習することが重要です。
また、復習をするタイミングが早いほど記憶が残っているので効果期的に記憶できるそうですよ。

覚えるのが苦手な方、ぜひお試しあれ~!

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